たかが余興、されど余興

結婚式で行われる余興。式を盛り上げる上では地味に重要な役割を果たすために、演出として非常に重要です。結婚式は幸せな夫婦を祝福するための儀式ですから、盛り上げるタイミングで盛り上がりたいところ。機運が高まればそれ以降の運びもスムーズに進みますし、来賓者の気分も盛り上がります。来てくれたゲストに「来てよかった」と思っていただたくためにも、欠かせないイベントです。ここでは、そんな結婚式の余興を成功させるためのコツをいくつか紹介します。

★参加者全員が共感できる内容のものにする例えば、20代の男女が結婚するとして、20代の参加者だけにしか理解できないような内容の余興は禁物です。ゲストの中には高齢の方もいますし、その方が主賓を務める場合もありえます。一部の人が興ざめてしまうような内容にしてしまうと、その後の式の進行に差し支える可能性がありますから、そういった内容にはならないようにくれぐれも気を付けましょう。

★下品な内容は厳禁言うまでもないことですが、下ネタはもちろん、式の雰囲気に合わないようなことはしないのがセオリーです。式の序盤で行うものですから、ここで雰囲気を損ねてしまうと、ズルズルとその空気を引きずってしまう可能性があり、非常に危険です。

★練習はしっかりと何をやるにしても事前の練習・打ち合わせはきちんと行うようにしましょう。内容はもちろん重要ですが、それを自信をもって堂々と行うのとそうでないのとでは印象がまるで違ってきます。ある種の三枚目的な立ち位置ですから、あまり堂々とし過ぎていてもそれはそれでおかしなことになるかもしれませんが、式の雰囲気をしっかりと盛り上げるためにも、やると決めたものはきちんと質の高いものに仕上げたうえで、当日に備えるようにしましょう。結婚式での余興は、主賓のスピーチほどの重要性やプレッシャーはないかもしれません。ですが、たかが余興と言って侮ってしまえば、それは新郎新婦の一生に一度しかない結婚式を台無しにしてしまいかねません。ですから、もし任命されたのであれば、それを忘れないように気を付けましょう。

主賓の品格

結婚式に招くゲストの中でも特別なのが「主賓」です。他のゲストとは違い、自分たちにとっても特に重要なゲストである主賓。実際、主賓にはどのような人を指名して、また、どのようなことをお願いする必要があるのでしょうか。ここでは、結婚式における主賓の役割について概説します。?主賓とはそもそも、自分たちにとって特に大切なゲストのことを「主賓」と呼びます。

新郎・新婦の側から一人ずつ選出され、招待状を送った時点で、相手方に主賓を務めることをお願いし、相手もそれを了承します。選出する基準としては、自分にとってかなり親しい知人であったり、あるいは仕事先の上司にお願いすることもあります。招待する上司が複数いる場合には、その中で最も地位が高い上司にお願いするのが基本です。?主賓の役割主賓の役割としては、当日の式中での祝辞のスピーチが挙げられます。

スピーチを述べる人はほかにも何人かいるかもしれませんが、主賓のスピーチという建前上、他の人よりも内容の濃いスピーチが要求されます。また、その分周囲の注目や、式の印象、雰囲気などに関わりますから、非常に重要な役割です。また、乾杯の音頭をとるのも主賓である場合があります。

最も、これの場合は主賓の他の準主賓というのを指名して、その人のお願いする場合もあります。あるいは、主賓を双方から二人出した場合、新郎側の主賓がスピーチを、新婦側の主賓が乾杯の音頭をとるということもあります。この辺りは主催者(つまり新郎新婦)側の自由でもありますから、事前にプランナーと相談をして、きちんと段取りをつけておくところです。

どちらにしても、乾杯の音頭は誰かにとってもらう必要があるので、その人には招待状を送る段階で、そのことを告げておく必要があります。?結婚式後式後には、主賓をつとめていただいた方にはきちんとお礼を言いましょう。また、お礼を渡す必要がありますから、1万円ほど包んでお渡しするのが一般的です(この場合、このお金は形式上「お車代」ということになります)。

職場などで直接お礼を言う機会が無かったとしても、後日お礼の手紙を送るなどして、感謝の意を伝えるのを忘れないようにしましょう。

結婚式の祝辞が得意になるために

結婚式での祝辞。名誉な役どころではありますが、あまり積極的にやりたがるという人はいないかもしれません。それは、新郎新婦に対する祝福の意志がないというわけではなく、人前で、しかもかなり難しい言葉を使って話さなくてはならないというプレッシャーから来る意識でしょう。

「大したことは言わなくてもいい」と周囲は言うかもしれませんが、そういうわけにもいかないのがこの手の役どころのつらい所。人前でよほど話慣れている人でもなければ、この大役を率なくこなすのは難しいものがあるでしょう。とはいえ、慣れ不慣れに関係なしに回ってくるのがこの手の役の難しい所。

ここでは、急に回ってくるこの大役をこなすためのコツをいくつかご紹介します。

■起承転結をはっきりさせる何を言うのか内容を決める時に、起承転結をしっかりと決めておくことです。スピーチをする時の基本中の基本ではありますが、この骨子をしっかりとさせるだけでも、聞いている側からすればかなりわかりやすい話になります。新郎新婦と自分がどういう間柄なのか、どういうエピソードがあったのか。結婚までの苦労話など。自分が知っている、結婚に至るまでの経緯と、それに対して自分がどう思っているのか。しっかりと順序立ててはなしをすれば、それだけでもスピーチとしての体裁は保てるはずです。結婚式だからと下手な色気は出さずに、基本に徹することです。

■態度や挙動に気を付ける厳粛な場ですから、発言する内容はもちろんのこと、話しをする時の挙動にも気を付ける必要があります。髪の毛をいじったり、変に体を動かしたりなどすると、せっかくいい内容で話をしていても台無しになるかもしれません。堂々として、それでいて威張って見えないように。挙動にはくれぐれも気を付けましょう。なかなか巡ってこない機会でもあるため、スピーチに「慣れる」というのは少し無理があるかもしれません。しかしながら、ちょっとしたコツや要点をきちんと押さえて、事前にある程度練習しておけば、100点まではいかないまでも、そつのない、堅実なスピーチをすることができるはずです。自分が話し上手ではないという自覚があるのであれば、あまり色気を出さずに、基本に忠実なスピーチを実現させましょう。

ご祝儀はいくら?気持ちの大きさで金額も変わる

結婚式に招かれた時、悩んでしまうのは祝儀の金額。袋の縛り方などでも悩みますが、やはり「人と比べてどのくらい入れてるのか?」というのは気になるところ。他の人がどのくらい入れているのか聞くのも失礼な気がしますし、客観的な基準と言われてもなんとも言えない部分があります。

「祝う」という感情に絶対的な尺度は存在しないからです。とはいえ、年齢や新郎新婦との関係などによって、ある程度の相場が存在するのも事実です。ゲストの年代例えば、あなたが招かれたゲストであれば、まずは自身の年齢によってご祝儀の金額が変わってきます。具体的な相場を挙げれば、20代の方であれば2万円から3万円、30代・40代の方であれば3万から5万円ほどになるのが一般的です。

新郎・新婦との関係性あなた自身が新郎・新婦とどのような関係にあるのか、ということによっても変わってきます。より具体的な基準としては、あなたが「血縁なのかどうか」で変わってきます。関係性が、友人や知人、あるいは会社の同僚・部下・上司、取引先関係の人と言った場合であれば、祝儀の金額はそれほど変動しません。結婚式に招く一般的なゲストの、一般的な祝儀を包めば問題はないでしょう。ですが、兄弟・姉妹など、血縁関係が入ってくると関係は変わってきます。

基本的には、新郎・新婦のどちらかと血縁関係にある場合は、祝儀を1万円から2万円ほど多めに入れるようにしましょう。要するに、祝儀というのは「祝福の気持ちを表したもの」となりますから、新郎・新婦とより親しいもの、近しいものほどその気持ちは大きくなるわけです。したがって、それに応じて祝儀の額も変わってくる、という理由があることを理解しておくといいかもしれません。また、欠席した場合には、出席した際に包むはずだった額の三分の一くらいの額を入れるようにしましょう。

これは、祝儀の額から当日の食事代などを差し引いた金額になります。欠席するのはやむを得ない部分もありますが、そういう場合であっても、礼を失さないために祝儀を贈るのは忘れないようにしましょう。